問題なく退去できます。
人間誰しも予定を立てて完璧にその予定通りに暮らすことはなかなかできません。
急な転勤もあれば契約途中で遠くの学校に通い始めたり、急に引越ししたくなったり等々。
そのような場合、住んでいないのに元々の家の家賃を払い続けなくてはいけないとなったら
あまりにも入居者に酷ですよね。
なので通常は問題なく退去できるようになっています。
但し、今日大家さんに通知して明日から退去ということはできません。
契約書を引っ張り出して確認してみましょう。
「退去の際は○ヶ月前に通知すること」
このように記載されているはずです。これは、逆に言えば
「例え住んでいなくても退去届けを出してから○ヶ月分は家賃を支払ってね」ということなのです。
だからそこさえ守れば何も後ろめたく思う必要なく退去可能となっています。
さらに一点だけ注意点があるとすれば、普通の賃貸契約でなく定期借家契約の場合でしょう。
あなたの契約書の題名をもう一度確認してみましょう。
定期借家契約と記載されていたら注意が必要です。
定期借家契約の中には特別な理由を除き途中退去を認めないケースがあるからです。
その場合たとえ引越しをしてその部屋に住んでいなくても契約期間内はずっと家賃が発生し、
払い続けなければなりません。
ここでいう特別な理由とは、転勤などの自分の意思では
どうにもできない止むにやまれぬ事情があった場合です。
そのような場合以外は退去が認められないケースがある為、
しっかりと契約書をチェックしてみましょう。
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