退去時の掃除はどこまでしたらいい？

必ずここまで掃除をしなければいけないとの基準もなく、退去される方の判断次第だと思われます。
退去後、ハウスクリーニングが入るケースも多いですし、少し念入りな日常清掃程度で十分だと思われます。

退去時には、入居した時の状態に近いところまで、床だけでなく、窓や壁、天井などを汚れていない状態にしておくことをお勧めします。
なぜなら、貸借人には、善良なる管理者としてその部屋をしっかりと管理すべきという義務があるからです。

補足致しますと、上記回答は、通常時よりも綺麗に掃除をして退去して下さいという訳ではありません。 日頃からしっかりお部屋を管理して、汚れたら掃除をしておいて下さいということです。 といいますのも、お部屋を借りて住む人には善管注意義務というものがあるからです。 これは、貸借人は自分のお部屋を扱う以上に注意深く、そして、善良なる管理者として管理する義務があるということです。 ですから、クリーニングが入るから、掃除をすべき必要が無いという訳ではなく、日頃からしっかりお部屋を管理しておく義務があるために、退去時には汚れていない状態にしておく必要があるのです。 しかも、お部屋を綺麗な状態にしておくこととは、退去時の修復費用（＝原状回復費用）を査定する人の心証を良くするという効果もあります。

最後に、お部屋のクリーニングに関しての取り決めごとは賃貸借契約書（特約）に定められていることが多くあります。その取り決められている内容とはお部屋毎に異なるため、詳細はご自身のお部屋の契約書をご確認頂ければと思います。