賃貸マンションの更新についてご相談です。 H17年より入居しているマンションが、1度目の更新(H19年4月)はあったものの、2度目の更新時期(H21年4月)になっても更新手続きの案内もないまま、現在まで住み続けております。契約書にある契約更新は2年毎です。 ところが本日、不動産会社より葉書にて、”H23年の更新が行われておりません、契約期限の4月まで更新手続きを行わないと無契約となります”(無契約となりますの部分は赤字で強調)との通告を受けました。 さらに、欄外には手書きで、”H21年、H23年の更新がまだなので、今回、H23年の更新を行います、これにより、H25年4月までの契約が有効となります”との書き込みがありました。 これまで更新時期にも何の通告もなく、放置状態に置かれていたものが、急にここに至って1年前の更新を行うとの一方的な連絡の為に、戸惑っています。 このような不動産会社のやり方は果たして有効なのでしょうか? ご教示の程、よろしくお願いします。
更新の手続がなされていなかったということであれば、法定更新(自動更新)ということになります。 そうすると、最初の契約内容がそのまま移行しますが、期間の定めのない契約ということになり、当事者は正当事由があれば、いつでも解約できることになります。 この状況を是とすれば、更新料など払わず今のまま住み続ければ良いと思いますし、この状況に不安を覚えるのであれば、更新料を払って確固とした賃借権を確保した方が良いかと思います。 後者を選ぶ場合には、一時期に2回分の更新料を請求されても、右から左にすぐにお金が動くわけではないでしょうから、更新手続が遅れた原因が大家の方にあることを理由に、分割払いなどの交渉をしてみたらいかがでしょうか?
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