自転車を玄関前(共有部分)に停めていたら苦情が…

玄関前に停めると、共用の廊下を占有使用している事となり、契約違反と判断されても仕方が無いでしょう。また、自転車が高価なので、道路に面した所へは置きたくないと主張しても、共用部分を占有する為の理由とはならないでしょう。
解決策としては、貸主へ事情を十分に相談して、新たに自転車を置くスペース(防犯上納得出来る場所)を設けてもらう等の方法しか無いでしょう。

いくら自宅前とはいえ、自宅の玄関前の廊下は共用部分にあたるので自転車を置くのはよくありません。
一方で、自転車置き場は防犯上の観点から危ないのと、さらに置くスペース自体もない。八方塞りの状態ですね。 こういう場合は問題を整理してから考えましょう。

【自転車置き場に置かない】

自転車置き場が防犯上安心できないという気持ちが強いのなら、そもそも自転車置き場に自転車を置くという選択肢を捨てるしかありません。
この場合自転車を置く場所として候補として挙げられるのは近隣の駐輪場か自宅です。しかし、そんなに都合よく駐輪場があるケースばかりでもありません。そのような場合は自宅の玄関に置くことになるでしょうか。玄関にある程度のスペースがあれば十分置くことは可能です。但し、ベランダは共用部分なので置いてはいけません。

【自転車置き場に置く】

自宅にスペースがどうしてもない場合、自転車置き場に自転車を置くしか方法はありません。
この場合防犯面についてはカギを二重にしたり、値が張りますがバイクなどに装着する特別頑丈なものにするなど回避方法はあります。また、それでも防犯上危ないと感じる場合は大家さんや管理会社に一度相談し、自転車置き場にカメラやダミーカメラなどの防犯設備の設置ができないか聞いてみるのも手です。
また、自転車置き場に置くスペースがない件についてですが、こちらも大家さんや管理会社に相談しましょう。契約の時に受けた契約書で付帯設備に自転車置き場があればそれも含めて大家さんに利用を請求することが可能です。退去された方や近隣の方が勝手に置いているケースもありえるので、一度自転車置き場の整理をお願いしてみるとよいのではないでしょうか。

いずれにしてもお部屋を選ぶ段階やマウンテンバイクを購入する段階でしっかりと置く場所のことも考えておくことが肝心です。