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このコーナーは賃貸生活全般のテーマに対し不動産屋さんが講師となりいろいろな参考意見を聞かせてくれるところじゃ!地域や慣習、不動産屋さんの立場によっても考えが違うと思うが、様々な意見を聞いて賃貸生活の勉強してみよう!


賃貸の更新料とはどんな意味?

長く住みたいと思っているのですが、賃貸マンションの更新料がネックになっています。なぜ更新するのにさらに費用がかかるのかと疑問です。
長く住んでくれる人にはむしろ家賃を値下げするくらいのものがあっても良いのではと思っているのですが、これは一方的な意見なのでしょうか?そもそも更新料を支払う意味とは何なのか、教えて頂きたいです。

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更新料の法律的な意味は、「賃料の補充ないし前払い、賃貸借契約を継続する為の対価等の趣旨を含む、複合的な性質を有するもの」と解釈されています。この意味から言える事は、貸主と借主が双方共に合意して、更新料を設定して締結された賃貸借契約では、その契約を継続する為には支払義務が発生するいという事です。
ただ、今は賃貸住宅も供給過多の時代ですから、貸主も部屋が空く事を出来るだけ避けたいと考えているのも事実なので、思い切って貸主へ減額交渉してみてはいかがでしょか? 支払う必要が有るのかといったように、対立的に交渉するのではなく、義務を理解したうえでお願いしてみると、意外に応じてもられるケースも有るようです。

 答えていただいたのは・・・
株式会社エリッツ
京都市下京区綾小路通烏丸西入ル童侍者町169 四条烏丸松永ビル1F
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ご質問に解答するにあたり、より解りやすくお伝えするために、賃貸借契約の仕組みも合わせてお伝えしたいと思います。

更新料とは、賃貸借契約の期間が満了した場合、契約の更新にあたって賃借人から賃貸人に支払われる金銭のことをいいます。

もう少し詳しくお伝えしますと、
賃貸借契約には通常2年という『期間の定め』があります。具体的には、お客様が気に入ったお部屋を見つけ最初に契約した内容とは、『2年間この部屋を借りて住みます』という契約なのです。ですから、最初に結んだ契約期間は終了したが、さらにこの部屋に住み続けたいといった場合には、契約の更新(=再契約)をしなければならないのです。そして、この契約の更新に支払う費用を更新料といいます。
一方、貸主側の更新料の使い道はといいますと、賃料の補完や損害部分の補完に当てられています。これは、月々の賃料を安く設定することで借り易くし、空室料を減らすのが目的でもあるのです。

参考事項として、更新料の支払いをめぐり裁判によって争われる事案が非常に多く起こっています。というのは、更新料を支払うという行為は法律上規定されているわけではなく、昔から続く慣習であり、更新の習慣自体が無い地域もあるからです。では、支払う必要は無いのかという疑問に関しては、最初に交わした(賃貸借)契約書の記載事項によります。『本契約を更新する場合は、更新料が必要』という旨の文書が記載されてあれば、それは支払わなければならない費用となります。逆に、更新料についてなにも記載されていなければ、支払い義務はないというのが一般的な考え方です。(通常は記載されております。)

最後に、家賃や更新料など少しでも費用を下げたいとは誰もが思うものです。ただ、その対象となる物件の条件がそれぞれ異なりますので、値段交渉が出来るかどうかの解答をお伝えすることは出来ませんが、更新料に関しては最初の契約である賃貸借契約をしっかり確認し、納得した上でお部屋を契約することをお勧めしたいと思います。

 答えていただいたのは・・・

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