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賃貸博士で勉強しよう!
このコーナーは賃貸生活全般のテーマに対し不動産屋さんが講師となりいろいろな参考意見を聞かせてくれるところじゃ!地域や慣習、不動産屋さんの立場によっても考えが違うと思うが、様々な意見を聞いて賃貸生活の勉強してみよう!

 


老朽化を理由に退去を迫られています。

大家さんから、老朽化が著しく危ないのでアパートを取り壊すつもりだから3ヶ月以内に退去するようにと連絡がありました。古いことは承知で借りましたが、急に出て行けといわれて困っています。すぐに出なくてはならないのでしょうか?

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すぐに退去する必要はありませんが、応じることも一考した方が良いでしょう。
大家さんの側から賃貸借契約を解除する場合には契約者に対して更新拒絶もしくは解約の申し入れがなされますが、それには一定の猶予期間(おおよそ半年以上)と正当事由が必要です。今回のケースでは3ヶ月以内とありますが、特段の事情がなければいささか短く感じられます。また人が住めない程度にボロボロであれば正当事由も認められるでしょうが、ただ老朽化して危ないというだけでは不十分です。そのため申し入れを鵜呑みにして急いで退去する必要はないかと存じます。

もっとも、先ほど述べた足りない猶予期間、足りない正当事由は「お金で補う」こともできると考えられています。そういったものの代わりに立退料を支払うことで多少の不足は補えるのです。危ないと大家さんが仰っている以上は住み続けることにも不安がありますし、退去することも選択肢の中に入れつつ、最終的には立退料の多寡で判断されるのもよろしいかと存じます。

 答えていただいたのは・・・
株式会社天極
埼玉県川越市岸町2−7−5 らくだビル2F
TEL 049-291-5500 / FAX 049-247-7440
 
東武東上線沿線、川越エリアを中心に賃貸仲介からリフォーム、資産管理まで不動産に関わる全般に取り組んでおります。不動産を借りたい方も貸したい方も、是非アパートプラザにご相談下さい。
       

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